2018/04/17 アナザーエデン 時空を超える猫
今回はクロノス博士の正体、ゼノ・プリズマ、世界の破滅についての説明があるので、少し文章が長くなります(>_<)
第16章 クロノスの真実 家族の肖像 続き
クロノス博士の研究室のコンピューターデータからアルドはクロノス博士の子どもだということを知ることになる、もちろんフィーネも。
クロノス博士によりホログラムデータによってアルドとフィーネ宛に残された記録。
クロノス博士
『400年ほど前に開発されたゼノ・プリズマは、プリズマの力を人口的に増幅したもの。
だがそれは、時層の歪みを生み結果として時震を生じさせ、時空を崩壊させる恐れがあったのだ。
遅まきながらその危険性に気付いた我々は即刻ゼノ・プリズマの改良版ジオ・プリズマの研究を開発した。
だが、すべては遅すぎた。
ゼノ・プリズマの静かなる爆発は、もう止めようがなかったのだ。
そこで私は、わがままかもしれないがせめておまえ達に希望を託そうと考えた。
改良ゼノの第1弾としてαジオが完成した時エデン、それを生まれてすぐのおまえの体内に組み込んだ。
そして三年後、さらに改良を加えた完成態ジオはセシルの体内に、
おまえ達はいずれ訪れる世界の災厄に立ち向かう鍵となり、希望となるだろう。
もっとも私の計画がうまく運べば、世界から脅威は完全に取り除かれ、おまえ達も何の心配もなく暮らせる。
これから私たちは、最後の実験を行う。エデン、セシルはすでに実験室で眠っている。
私は私達科学者の仕出かしたことの責任をとらねばならない。』
いろんな情報が一気に入ってきたアルドは少し1人の時間をとる。
しかし、時空破滅を防ぐため前へ踏み出すアルドは、クロノス博士の行っていた研究を見に行くことにした。
つづく。