2018/04/29 アナザーエデン 時空を超える猫
ストーリーの続き。
アルドはクロノスの研究によって、次元の渦へ侵入するための材料を揃えた。
第22章 潜入 魔獣城!! アルテナの涙
戦艦鬼竜と共に渦への突入準備をしていると、
鬼竜に突如現れた魔獣によって
『フィーネは魔獣族の救世主、魔獣の見方である。
取り返せるものなら魔獣城へ来い』
と挑発されたアルドはフィーネ奪還のため、魔獣城へ侵入する。
魔獣城へ侵入してみると、魔獣の部屋からフィーネに関する記録がいくつか見つかった。
そこには、アルテナが魔獣族の救世主だと月影のもりからフィーネを連れてきた。
魔獣族にはフィーネのことを客人として扱えと言う。
しかし、今まで人間は抹殺の対象であったため、魔獣族は戸惑ったそうだ。
中にはフィーネを傷つけるものもいたが、その魔獣への処罰も許してあげてほしいとフィーネは優しい心で接し続けた。
魔獣族にはない人間の優しさというものに触れ続けているうちに、人間との争いをやめると魔獣城を離れるものも、少なくなかったようだ。
とうとう最上階にある玉座でフィーネを発見する。
そこにはアルテナの姿もあった。
フィーネは人間のエネルギー実験のせいで今の崩壊しつつある世界を創ってしまったんだと理解し、魔獣族がこの世界を納めるべきだと心から思い魔獣に力を貸していることがわかった。
しかし、この星の明日を救うためには争っている場合ではなく、力を合わせなければならないと言おうとしたその時、
クロノス博士の研究成果(フィーネの身体の中の)ジオ・プリズマが魔獣族の力と共鳴し、たくさんの次元からのエネルギーを一気に吸収し始めた。
そこに現れたのはジオ・プリズマの力で魔獣族アルテナと合体してしまったフィーネであった。
魔獣アルテナはフィーネのもつジオ・プリズマの力によって魔獣族最強の力を手に入れた。
今のフィーネにはアルド問いかけにも応じることはできない。
ジオ・プリズマによってできた魔獣の力は強力ではあったがアルド達の力には及ばなかった。フィーネは自分の定めを受け入れ、最後もアルテナ(魔獣族)と共にと腹づもりではあったが、最後の力を使う時、アルテナは親友であるフィーネを身体から引き離した。
アルテナは
『フィーネを道連れになんかできない。一緒に滅んではだめ、その力を星の明日のたまに使ってほしい』と言い残し消えていった。。。
こうしてフィーネを奪還したアルドは二人が育った村、バルオキーに一度帰りフィーネの無事を伝える。
魔獣城から二人の育った村バルオキーに戻ったフィーネに、自分達の素性クロノス博士のこと、今までの旅の経緯などを話した。
そしてまたアルドは次元の渦へ侵入するため、戦艦鬼竜に戻る。
フィーネも力になると連れていけと言うが、兄であるアルドは頑なに村に残れと言うのだった。。。
⇑ フラグか(笑 ⇑
23章へつづく。